壺齋散人の 美術批評
HOMEブログ本館東京を描く水彩画ブレイク詩集フランス文学西洋哲学 | 万葉集プロフィールBSS


深い谷間のあるアルプスの風景




制作年は1555年頃、ブリューゲルの風景画の典型的なものといえる。

ごつごつした岩肌の山々と谷間に広がる田園風景、そして点景としての人物、こうした要素はブリューゲルの風景画に共通する特徴であるのみならず、彼の晩年の油彩画でも発揮されている特徴だ。

背景の山の姿などは、ほとんどそのままの形で、「乾草の収穫」のなかに再現されている。





HOMEブリューゲルの版画次へ







作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2011
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである