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ブラゴヴェシェンスキー大聖堂のイコノスタシス:ロシア正教のイコン |
これはモスクワのクレムリン内にあるブラゴヴェシェンスキー大聖堂のイコノスタシス。イコノスタシスとは、イコンで覆われた壁という意味で、その言葉通り聖堂内の壁がイコンによって覆われている。 イコンに描かれた図柄は、中央のキリスト像を囲んで、さまざまな聖人たちや天使たちだ。このコノイコノスタシスには、アンドレイ・ルブリョフやフェアフォン・グレクといったイコン史上の至宝とされるイコンが飾られていたと伝えられる。この大聖堂が、歴代ツァーリの懺悔の場であったことから、イコノスタシスにも至宝が集められたということらしい。 これは、中央に位置するキリスト像。キリストは天使たちが坐した青い後光を従え、その後光の中の赤いひし形のそれぞれの先端には、「ヨハネの黙示録」に登場する四つの動物が描かれている。 |
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