壺齋散人の 美術批評
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壺齋散人の美術批評 西洋美術史の試み


壺齋散人の美術批評へようこそ。管理人壺齋散人が少年時代から親しんできた西洋美術の流れを、それぞれの時代を代表する芸術家に即して、読み解いていきます。このサイトをひととおり閲覧することで、西洋美術史の流れが俯瞰できるように配慮しています。是非、壺齋散人の美術批評をお楽しみください。

 ギリシャ美術

 ロシア正教のイコン

 イタリア・ルネサンスの美術

 ダ・ヴィンチの絵画

 ミケランジェロの壁画

 ボスの世界

 デューラーの芸術

 クラナッハの官能美

 ブリューゲルの版画


 ブリューゲルの世界

 エル・グレコの幻想

 カラヴァッジオ

 レンブラント、光と闇

 ベラスケス、バロック最後の巨匠

 フェルメールの女性たち

 ゴヤの黒い絵

 ゴヤの版画

 ドラクロア、フランスロマン主義

 バルビゾン派の画家たち


 マネ、近代絵画の先駆者

 モネ、印象派の開拓者

 ルノワール、印象派の巨匠

 セザンヌの静物画

 スーラの点描画

 アンリ・ルソー、形ある幻想

 ゴーギャン、タヒチの夢

 ゴッホの自画像

 炎の画家ゴッホ

 ロートレックのポスター

 クリムトのエロス

 ムンク、世紀末の不安


 マティス、色彩の魔術

 ピカソ、子どもを描く

 ルオー、キリスト者の幻視

 シャガールの恋人たち

 モディリアーニの肖像画

 クレーの天使





ここで西洋美術の名であらわしているのは、ヨーロッパ民族の文化の一環としての美術である。ヨーロッパ民族は、ヨーロッパからユーラシアの一部にかけて、さまざまな国家を作り、それぞれユニークななかにも、相互に影響を及ぼしあって、今日西洋美術といわれるものを作ってきた。ヨーロッパ人の植民地として始まった北米諸国も、西洋美術の範囲に入る。

ヨーロッパ民族の文化は、まずギリシャ人が先導した。ギリシャ人は、民主主義的な政治であるとか、ギリシャ神話であるとか、哲学・思想の分野でも偉大な業績を残したが、美術の分野においても、建築や彫刻などにすぐれた作品を残した。それゆえ、このサイトでは、ギリシャ美術の紹介から始め、中世、ルネサンスを経て、近・現代の西洋美術へと順次追っていきたいと思う。

ギリシャ文化およびギリシャ美術が衰えた後、西洋美術は長い停滞期に入ったかに見えるが、14世紀頃から、イタリアを中心にルネサンス文化が勃興し、その一環としてルネサンス美術が栄えた。イタリア・ルネサンスは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナロッティ、ラファエロといった天才的な芸術家を生みだし、西洋美術の偉大な復興を果たした。

ルネサンスの運動は、その後北ヨーロッパにも普及し、ドイツやフランドルに、アルブレヒト・デューラー、ヒエロニムス・ボス、ペーター・ブリューゲルといった偉大な画家があらわれた。それ以後、西洋美術は全ヨーロッパ規模で栄えるようになり、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義といった近代美術の諸潮流を生み出していった。とりわけバロック美術は、イタリアのカラヴァッジオ、フランドルのレンブラント、スペインのベラスケスといった具合に、国境を超えた全ヨーロッパ的な規模の広がりをみせた。また、ロマン主義美術の運動は、単に美術のみならず、文学を巻き込んだ広範囲な芸術・文化運動の観を呈した。

ヨーロッパにおける近代美術から現代美術への転換をどこに見るかについては諸説あるが、エドゥアール・マネを現代美術の先駆者と見るのが有力な見方である。ついでクロード・モネがあらわれ、印象派の到来を告げた。印象派は大きな運動となり、有力な画家を多数生んだ。その印象派の後は、ゴーギャンやゴッホなど後期印象派をはさんで、現代美術へと転換していく。マティスやピカソが現代西洋美術の先導者とされている。20世紀に入ると、西洋と非西洋との美術的な交流もおこなわれ、西洋美術は世界美術のなかに組み入れられていく。

以上が、西洋美術史についての概略である。このサイトは、その西洋美術史の流れにそって、主要な芸術家ごとに、名作といえる作品を取り上げ、鑑賞のうえ適宜解説・批評を加えたものである。






作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2011
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである